タキイ種苗株式会社は1905年からカタログによる種苗の通信販売を始めましたが、太平洋戦争後の1951年からは「タキイ友の会」を発足させ、会報誌として「園芸新知識」を発行してきました。
これは一種のPR誌ですが、その時代の一流の園芸関係者が、一般の購読者のために解りやすい文章を執筆していて、21世紀の今、読んでも参考になることが多い雑誌です。
1966年の3月号より生産農家向けに「野菜号」、趣味園芸家向けに「花の号」と、2誌に分離し、2006年(平成18年)1月号から、「野菜号」と「花の号」が再合体した形で、一般の園芸愛好家を対象とした「はなとやさい」に変って、現在にいたっています。
当館で収蔵している最も古い号は、1954年(昭和29年)の9号になります。
1957年(昭和32年)の9号から、2誌に分離する1966年までは、全号を収蔵しています。