The Reference Manual of Woody Plant Propagation
From Seed to Tissue Culture
Encyclopedia
木本性植物の繁殖マニュアル＿種子繁殖から組織培養まで
繁殖事典
Abelia ×grandiflora
アベリア
Glossy Abelia
種子：果実は種子を１個もった皮質の痩果で、熟したときに採取し、播種すべきである。Glossy Abeliaは６月から霜が降りるまで咲き続けるので、果実は長い期間をかけて成熟する。交配や選抜を目的としていないならば、種子からの繁殖は論理的な選択ではない。
挿し木：秋から冬にかけての熟枝挿しもよいが、６月から８月にかけてが挿し穂を採るのに最もよい。ある繁殖屋は、７月中旬から10月にかけての挿し穂を使っている。ホルモン処理は発根を促し、均一化し、改善する。1000から2000ppmの範囲のIBA溶液か粉が発根に最適で、４から５週間を要する。発根率は90から100％に近い。NAA1000ppmの粉末処理もよい結果をもたらす。熟枝挿しの発根率は一般にはよくない。10から15％の発根率と報告されている。６月初め、ホルモン無処理か、5000ppmIBA処理で、ミスト下のパーライト培地で、６週間で60％の結果であった。挿し穂は発根床にある間に２倍の大きさになった。
Glossy abeliaは発根後すぐに移植することができ、成功率は非常に高い。この種は光周性に敏感で、２時間の夜間の光中断は、生長と開花を促す。Abelia 'Edward Gouche'が発根で要求するものは、A.×grandifloraに類似している。７月初めの挿し穂、ミスト下で、４週間で100％発根した。ハワイでの研究では、パーライトを含んだ排水のよい培地が最もよい結果をもたらすことを示している。
[The Plant Propagator 24(3):5-6.1978]