The Reference Manual of Woody Plant Propagation
From Seed to Tissue Culture
Encyclopedia
木本性植物の繁殖マニュアル＿種子繁殖から組織培養まで
繁殖事典
Acer buergeranum
トウカエデ
Trident Maple
種子：非常に容易。10月（翼が黄褐色になった時）に集め、戸外に播くか、40ﾟFで２から３カ月間層積する。幾らかの種子は一般的に袋の中で発芽する。種子は事実上、100％健全で、発芽率は高い。年長の筆者の研究は、これは種子から育てるのが容易な種であることを示してきた。韓国から輸入された極端に乾燥した種子は、水に浸され、低温層積されたら20％しか発芽しなかったという報告がある。しかしながら、翌春には発芽は非常によくなった。
挿し木：挿し木繁殖はうまく行われてこなかった。６月末に成熟した木から採った挿し穂を、2.0％ppmIBAの処理と、25％chloromoneの両処理で、細かい砂を使ったところ、それぞれ、60と36％の発根率であった。樹木は少なくとも４から５年生であった。６月末、３から４節、頂芽対を除去し、傷つけ処理し、8000ppmIBA粉末、パーライトとピートを９：１に混合し、ミスト、70ﾟFの底面暖房で95％の発根率であった。５つの品種が同じ処理で75から95％発根した。親木の年齢については記述がなかった。年長の筆者は、高濃度のIBA（１％溶液）を用いてさえ、成熟した樹木からの挿し穂を用いてはうまくいかなかった。やってみるとしたら、これがもっともよいやり方であろう。