The Reference Manual of Woody Plant Propagation
From Seed to Tissue Culture
Encyclopedia
木本性植物の繁殖マニュアル＿種子繁殖から組織培養まで
繁殖事典
Acer campestre
コブカエデ
Hedge Maple
種子：早めに収穫し、翼が黄褐色になったら採集すべきである。種子は秋に播くか、層積処理を行うべきである。もし種子が乾燥してしまうようなことがあると、発芽は次の年まで行われないであろう。１カ月間位の暖温層積、次に３から６カ月間の低温層積が休眠を破るのに必要である。乾いた種子を温湯に浸し、その後４カ月間の低温層積を行うのもよい。ヨーロッパでの研究は、休眠は果皮（pericarp）と種皮（testa）に関係していると報告している。最もよい発芽は、１カ月間の低温層積の後、６から７カ月間の暖温層積を行った時、生じた。
挿し木：６月初め（ミシガン）、成熟木、8000ppm粉末IBA、75ﾟF底面暖房で発根率75％、挿し穂を採取する時期がそれより２週間早い場合、また２週間および４週間遅い場合で、発根率はそれぞれ 40、4、そして24％であった[PIPPS29:345-248(1979)]。'Compactum'−冬の接ぎ木、接ぎ木したものは９年間で高さ２1/2フィート、幅２フィートに生長した。６月末（オレゴン）、傷つけ処理、8000ppmIBA粉末、パーライト：ピート混合、ミスト、底面暖房を使って、６週間で25％発根した。'Pulverulentum'−オレゴンで同じ条件によって90％発根した。８月初め、8000ppmIBA粉末とthiram、ミストでは68％であった。