The Reference Manual of Woody Plant Propagation
From Seed to Tissue Culture
Encyclopedia
木本性植物の繁殖マニュアル＿種子繁殖から組織培養まで
繁殖事典
Acer japonicum
ハウチワカエデ
Fullmoon Maple
種子：処理方法は、Acer palmatumに対するのと同じにすべきである。もし、新鮮なうちに採取し、播種したならば、翌春、うまく発芽してくる。乾燥した種子は二重休眠に入る可能性があり、発芽に２年を要することになる。新鮮な種子には３カ月間の低温層積も薦める。乾燥した種子には、３カ月間の暖温／３カ月間の低温が必要となる。
挿し木：６月中旬（ボストン）、8000ppmのIBA粉末とthiramで処理し、ミスト下で、６から７週間で66％と100％発根した。挿し穂は12月初めに低温貯蔵に移され、３月に温室に戻された。生長し始めた後（４月初め）、発根した挿し穂はうまくポットに移植された。
'Aconitifolium'−親木は３月に温室で促成され、６から10インチ長の１から４節の挿し穂が、５月末から６月に採られ、片方だけの傷つけ処理、２％IBA粉末、砂、ミスト、70から75ﾟFの底面暖房。30から45日で発根した挿し穂はバラのポットに移植され、根が容器の底に達するまでの間はミスト床に置かれた。ミストから移された後、挿し穂は温室内で、午後８時から真夜中過ぎまで、断続的な人工光によって日長を長くした場所に置かれた。植物体は11月まで生長した。発根後、新しい生長を見せることの無かった挿し穂は、冬を生き延びることができなかった。'Aereum'は上述の方法で処理されたが、大きな成功をみたとはいえなかった。