The Reference Manual of Woody Plant Propagation
From Seed to Tissue Culture
Encyclopedia
木本性植物の繁殖マニュアル＿種子繁殖から組織培養まで
繁殖事典
Acer miyabei
クロビイタヤ
Miyabe Maple
種子：秋播きか３カ月間の低温層積で休眠をのりこえる。普通、健全な種子のパーセンテージは低い。種皮の乾燥とそれに続く休眠の深化を防ぐために、種子は出来る限り早い時期に集めるべきである。この種は A.campestreと非常に近く、休眠の問題も似通っていると思われる。
挿し木：５月中旬、Chloromone処理、14週間で44％発根した。ベーサルシュートからの挿し穂で、７月下旬、8000ppmIBA粉末とthiram処理で、９週間後に60％発根した。根系は疎らであった。25年生の樹木から、６月下旬の挿し穂、砂、ミスト、２％IBA粉末か、あるいは25％のchloromone処理で、各々98％と95％の発根率であった。６月中旬（ｼｶｺﾞ）、先端部分を使って頂芽は除去、５〜６インチ長、ベンレート水溶液に浸漬、ピート：パーライト、70ﾟF底面暖房、ミスト、９週間後に発根を評価した。55年生樹木からの挿し穂で、0.5、1.0そして1.5％のIBA溶液５秒間処理で、各々、20、37、そして23％の発根率であった。７年生の背の低い樹木からの挿し穂で、0.1、0.5、1.0そして1.5％のIBA溶液５秒間処理で、各々、57、70、40、そして43％の発根率であった。