The Reference Manual of Woody Plant Propagation
From Seed to Tissue Culture
Encyclopedia
木本性植物の繁殖マニュアル＿種子繁殖から組織培養まで
繁殖事典
Acer triflorum
オニメグスリ
Threeflower Maple
種子：２重休眠があって、秋に播種されると、次の春や時々それ以降に発芽してくることがある。残念なことに、種子が健全でないことがあり、カットテストで健全な種子が５％ということもあった。約３カ月間の低温に続いて９カ月間の暖温が発芽にはよい。もし種子が乾燥しているならば、６カ月間の層積を前もって行ってから播種すべきである。最初の年の発芽率は１％以下であるが、２年目は非常によくなる。
挿し木：Acer griseum に同様。６月下旬の挿し穂（オハイオ）、４から８インチ長、傷つけ、２％IBA粉末あるいは25％Chloromone（溶液）、砂、ミストで、それぞれ58と17％の発根率であった。挿し穂の採取親となった樹木は、概ね、５から８年生であった。30年生の樹木からの挿し穂は発根しなかった。ガラス温室で促成された２年生の実生株からの挿し穂（２月挿し）の発根率は56から75％であった。高濃度（１％）のIBAは挿し穂の幾らかを枯らし、最もよい成績はホルモン無処理で認められた。これらの挿し穂は急速に生長することは無かったし、生存の可能性を示すことも無かった。全ての挿し穂は密閉挿しで、粗い砂で発根した。