The Reference Manual of Woody Plant Propagation
From Seed to Tissue Culture
Encyclopedia
木本性植物の繁殖マニュアル＿種子繁殖から組織培養まで
繁殖事典
Berberis
メギ属
Barberry
常緑か落葉性の灌木で、花は普通，ワックス状で黄色であり、赤色か赤黒色、あるいは青味がかった漿果をつける。果実は秋に熟し、冬中残ることが多いが、理想的には、種子（しばしば果実当り２個）は繊維質から取り出して乾燥させ、34〜41ﾟFに保った密封容器に保存するのがよい。B.thumbergiiの種子は４年間保存することができた。普通、健全な種子の率は高く、90％かそれ以上である。肉質の果実や種皮をもつ多数の植物は、直接播かれると、すぐに発芽することはない。肉質の皮の中に抑制物質が存在するからである。明らかに、barberry にはこの問題は無く、漿果全体を秋に播くことができる。乾燥した果実は秋の播種の前に浸漬処理すべきである。しかしながら、最も注意しなければならないことは種皮の剥離である。実生苗は”苗立枯れ病（damping off）”に狙われており、適当な殺菌剤を処理すべきである。
（Ｄ）＝落葉性：（Ｅ）＝常緑性