The Reference Manual of Woody Plant Propagation
From Seed to Tissue Culture
Encyclopedia
木本性植物の繁殖マニュアル＿種子繁殖から組織培養まで
繁殖事典
Berberis thunbergii
（Ｄ）
メギ
Japanese Barberry
種子：秋播きか、１から２カ月間の低温層積が必要である。無処理の種子の発芽率はわずか５％であるが、１から２カ月間の低温層積で種子の発芽率は約90％になる。
var.atropurpurea の種子繁殖がよく行われる。これは種子から生産して珍しい変種を創り出すのによい種である。年長の筆者は、B.t.'Bobold'の実生株が黄色、緑色、紫色、高性、矮性になるのを観察している。母方の親は他の品種より遅れて生育し、明らかに、花粉親は、'Aurea'、var.altopurpurea、そしてその他であった。
挿し木：この種とこれからの派生品種とで、多くの育苗園は生計を得ている。他の種類の barberryよりも多くの研究がこの種について成されてきた。一般的に、発根は困難でなく、６月、７月、８月が最高の時期で、ホルモンのレベルは1000〜5000ppmIBA溶液が最適である。高い発根率を得るには、よい水管理が必要である。余りに多い水は障害となり得る。17日間で90〜100％（B.thunbergiiについては100％）の発根率を得、B.thunbergii var.atropurpurea については28日間で90％の発根率を得たとの、成功報告がある。'Crimson Pybmy'と var.atropurpureaについて、3000ppmのKIBAを使ってよい結果を得た。