The Reference Manual of Woody Plant Propagation
From Seed to Tissue Culture
Encyclopedia
木本性植物の繁殖マニュアル＿種子繁殖から組織培養まで
繁殖事典
Betula nigra
リバーバーチ
River Birch
種子：春に成熟し、この時期に弾ける。そして、前処理なしでも発芽するだろう。
挿し木：'Heritage'の出現でより馴染みのあるものになってきた。６月〜７月、1000ppmIBA溶液、ピート：パーライト、ミストでよく発根する。生長が春の内におこるとき、挿し穂は最も取扱い易い。秋に落葉前に発根させることができる。次の春まで挿し穂を育苗箱で越冬させる。
頂端か２次頂端（基部の）の挿し穂、６インチ長、低部の葉は除き、傷つけ処理、ピート：パーライト、ミスト、70ﾟFの底面暖房、温室。挿し穂は13年生の樹木から、７月下旬（ｼｶｺﾞ）に採られた。基部の挿し穂については、ホルモン無処理、２％のベンレート粉末粉衣で、６週間後に90％発根した。頂端の挿し穂については、同じ処理で60％の発根率であった。基部の挿し穂の芽は動きだし生長したが、ほとんどの頂端の挿し穂は生長しなかった。どんな場合でも、オーキシンを処理すれば、頂端の挿し穂の方が基部の挿し穂よりもよく発根した（The Plant Propagator 23(2):5-7(1977)）。
River birch は長日処理に反応し、６月に発根（ジョージア）、18-6-12のオスモコートを施用、光中断（午後10時〜午前２時）された挿し穂は生長し続けた。実際は、生長があまりに速く、構造的に弱くなるので、植物体がしなだれる状態が懸念される。