The Reference Manual of Woody Plant Propagation
From Seed to Tissue Culture
Encyclopedia
木本性植物の繁殖マニュアル＿種子繁殖から組織培養まで
繁殖事典
Betula platyphylla var.japonica
シラカバ
Japanese White Birch
birchの素晴らしい２系統で、（ウィスコンシン産の）前者は bronze birch borer（木喰い虫）に抵抗性がある。ウィスコンシンの栄養体は'Whitespire'と呼ばれている。変種 japonicaは、その平板で光沢がある緑色の葉が上品であり、対象的に、変種 szechuanica はがっしりして堅くワックス状の深緑色の葉をもっている。
種子：前処理無し、１から２カ月間の低温、電照、あるいは秋播き。３カ月間の低温層積で発芽がよくなる。
挿し木：変種 japonica は難しく、B.papyrifera(q.v.)で述べたように時期が決定的に重要である。変種 szechuanica は、６月下旬あるいは７月下旬、５〜６インチの頂端部、４〜５年生を親木とし、基部の葉を50％取り除き、傷つけ、IBA／NAAのエタノール溶液に５秒間浸漬し、ピート：パーライト、ミストで、６月挿しは１カ月後、７月挿しは５週間後に評価したところ、６月挿しについては、50％エタノール、70％エタノール、500、1000、2000、4000ppmIBAの50％エタノール溶液処理で、それぞれの発根率は 35、10、50、60、80、80、80％となり、７月挿しについてはそれぞれ、56、10、40、40、40、42、75％であった。NAAは発根率と発根数でIBAに劣った。最高の発根数は最大濃度のIBAと最も早い採取日のものという結果であった。６月下旬の挿し穂が生長を続けている一方で、７月下旬の挿し穂は成熟が進み、葉の展開が終了するという状況であった（The Plant Propagator 31(1):9-10(1985)）。
組織培養：実生苗と成熟した植物からの茎頂と節を外植体として、茎頂培養により、多数のシュートが増殖されたPIPPS 29:387-393(1979):Plant Sci.Lett.28:149-156(1983)。
Betula platyphylla var.szechuanica
Szechwan White Birch
同上。