The Reference Manual of Woody Plant Propagation
From Seed to Tissue Culture
Encyclopedia
木本性植物の繁殖マニュアル＿種子繁殖から組織培養まで
繁殖事典
Castanea mollissima
シナグリ
Chinese Chestnut
種子：前処理無しで５月に播種する一方、２〜３カ月間の低温層積が最適である。種子は急速に発芽力を失うので、乾燥させないようにすべきである。冷蔵条件の元で、密封した容器かポリ袋に保存する。種子は12カ月間は生き続けるだろう。普通は秋に堅果を集めたら直ぐに播くことができる。ゾウムシ類（weevils）が堅果に侵入し、胚を破壊してしまうことが考えられる。熱湯（120ﾟF）の30分間処理でそれらを殺せるだろう。
挿し木：ほとんどの試みは失敗したが、温室内で促成した若い植物体から４月初旬に採取して、8000ppmのIBA粉末処理で、３週間で45％発根した。生き残ったものについての言及はない。若い年齢のを使うことが大切である。7000ppmIBAの95％エタノール溶液が発根を促進した。
組織培養：BAを添加した木本性植物培地上で腋芽を増殖することができた。1000あるいは3000ppmのIBAに基部を１秒間浸漬することで根が形成された（HortScience 20(3):593(Abst.508)）。