The Reference Manual of Woody Plant Propagation
From Seed to Tissue Culture
Encyclopedia
木本性植物の繁殖マニュアル＿種子繁殖から組織培養まで
繁殖事典
Castanea sativa
ヨーロッパグリ
Sweet Chestnut
挿し木：成熟した挿し穂を発根させるのは困難であるが、温室内の３カ月齢の植物からのシュートは、NAAとIBA粉末の1:10の混合を処理し、ミストで４週間で80％の発根率であった。
組織培養：実生からの外植体を使って、考慮すべき実験が遂行されてきた。３〜４カ月齢の実生からの側生芽は、１mg/lのBAで複数の腋芽を形成した。継代培養（subculture）では、0.1mg/lのBAで最高に増殖する（J.Hort.Sci.55(1):83-84）。子葉組織の培養もまた成功している（Scientia Hortic.8(3):243-247(1978)）。子葉の外植体はカルスを形成したが、シュートの増殖については言及がない（Experientia 31:1163-1164(1975)）。胚軸からの外植体は茎頂培養によって腋芽を形成し、発根に至った（Physiol.Plant.50:237-130(1980)）。種子からの外植体は複数のシュートを形成した。植物組織培養。（Proc.5th Int.Cong.Plant Tissue Cell Culture.Japan.Japan Assn.Plant Tissue Cult.,Tokoyo.Fujiwara (ed)pp.141-142(1982)）。齢の若いシュートの腋芽を外植体として茎頂培養によって腋芽の増殖が起こった（Scientia Hort. 18:343-351(1983):HortScience 17:888-889(1982)）。