The Reference Manual of Woody Plant Propagation
From Seed to Tissue Culture
Encyclopedia
木本性植物の繁殖マニュアル＿種子繁殖から組織培養まで
繁殖事典
Cotoneaster
コトネアスター
Cotoneaster
落葉性あるいは常緑性の潅木あるいは小樹木で、白かピンク色の花が咲き、赤か黒色の果実をつける。果実は熟したとき（普通は10月）に採取すべきで、果肉から種子を取り出す。種子は涼しい場所で密封した容器の中に保存する。幾らかの種子は堅い不浸透性の種皮と胚休眠をもつ。酸による硬実処理と低温層積が発芽を良好にするためには必要である。５〜６カ月間の暖温／３カ月間の低温層積期間も効果があるだろう。ほとんどのcotoneasterは挿し木からよく発根する。落葉性のものよりも、常緑性／半常緑性のものの方が容易であると、年長の筆者は見ている。1000〜3000ppmIBA溶液、砂、あるいはピート：パーライト、ミスト、６月−７月−８月の挿し穂が速やかに発根し、移植と越冬も容易である。個々の種については以下を参照すること。(D)−落葉性；(E)−常緑性。