The Reference Manual of Woody Plant Propagation
From Seed to Tissue Culture
Encyclopedia
木本性植物の繁殖マニュアル＿種子繁殖から組織培養まで
繁殖事典
Cupressus
イトスギ
Cypress
真のcypress類は、合衆国の東部／南部においては、いかなる程度でも利用されてはいないが、カリフォルニアの一部や南東部においては普通に見られるものである。南東部に於ては、癌腫病（canker:Coryneum cardinale）が問題となるのである。Cupressus arizonica、Arizona cypress、C.lusitanica、Mexican cypress、C.macrocarpa、Monterey cypress、そして C.sempervirens、Italian cypressが最も一般的なものである。cypress類は雌雄同株で、雌coneは直径が1/2インチから１インチを越すこともある。種子は受粉後２シーズン目に弾け落ちる。coneを集めて鱗片が剥がれるまで室温で乾燥させると、種子を振り落とすことができる。各々のconeは平均12〜150粒の種子をもつ。34〜41ﾟFの温度で、種子の活性を10〜20年間保つことができる。30日間の低温層積を種子は要求する。種子はCaptan剤で処理すべきである。新しく発芽したばかりの実生苗は、立ち枯れ病菌（damping-off fungi）に特に感染しやすい。cypress類は、１〜２年生の実生苗を定植することができる。