The Reference Manual of Woody Plant Propagation
From Seed to Tissue Culture
Encyclopedia
木本性植物の繁殖マニュアル＿種子繁殖から組織培養まで
繁殖事典
Daphne mezereum
(D)
セイヨウオニシバリ
February Daphne
種子：明るい赤色の核果（drupe）が６月〜７月に熟す。鳥たちが喜ぶので、熟したかしないうちにできるだけ早く採取し、洗浄して播く。発芽が起きるのに２年以上必要とする。６月中旬に播種し、翌春の評価で以下の発芽率が示された。赤い果実−17％、緑色−42％、１時間水に浸漬した赤色−29％、外側の皮を取り除いた赤色−79％。別のテストでは、赤い果実を水に浸すかジベレリン処理するかで、発芽率69％であった。あきらかに、水溶性の抑制物質が果実の覆いにあり、それが浸漬によって取り除かれるのである。果実の繊維質の部分を取り除くのも賢明なやり方である。var.albumの種子は７月（新鮮な状態）に播かれて、58％の発芽率であった。乾燥してしまった種子や果実は、秋播きの場合発芽に２年間を要することになる。
挿し木：茎の部分の挿し木は困難であるが、根挿しが行われている（参照 D.genkwa）。