The Reference Manual of Woody Plant Propagation
From Seed to Tissue Culture
Encyclopedia
木本性植物の繁殖マニュアル＿種子繁殖から組織培養まで
繁殖事典
Ficus carica
イチジク
Common Fig
挿し木：いろいろのテストで、1000ppmのIBAへの５秒間浸漬が最高であった。２月、頂芽を除き、50ppmラノリンペースト（対照区）で発根率50％で平均発根数４本であった（28日後）のに対し、770ppmIAAのラノリンペーストで100％発根し、平均本数23本であった。３月挿し、無処理で、発根率80％、発根本数13本、200ppmIBA24時間浸漬で100％発根、本数61本であった。挿し木30日前の環状除皮（girdling）は、発根率を55〜100％に向上させ、発根日数を約90日から28日に促進した。ブラジルでの研究では、10インチの挿し穂が97％発根し、最高にシュートが伸びて、根が発達した。
夏の堅い材もよく発根するに違いないが、文献は見あたらなかった。
組織培養：0.18mg/lNAA、0.1mg/lBA、そして0.03mg/lを添加したMS培地上で、茎頂を培養することに成功した。シュートが増殖し、そして、0.5mg/lNAAと0.5mg/lIBAを添加したMS培地で発根し、温室内に移植することに成功した（HortScience 17(1):86-87(1982)）。営利的に重要な植物の組織培養.Proc.of lnt.Symp.Singapore.1981.Reo(ed)p.505(1982)も参照のこと。