The Reference Manual of Woody Plant Propagation
From Seed to Tissue Culture
Encyclopedia
木本性植物の繁殖マニュアル＿種子繁殖から組織培養まで
繁殖事典
Franklinia alatamaha
Franklinia
種子：10月〜11月に鞘果が裂ける前に（縫い合わせ(suture line)が開くのをよく見る）、採取し、戸内で乾燥し、小さな褐色の種子を振り落とし、直ちに播種すると、よく発芽するだろう。乾燥しきってしまったならば、１カ月間の低温層積が必要である。Longwood GardenのDr.Darrel Appsは、直播きでもある程度は発芽するが、低温期間後の方の発芽が最高であると指摘している。
挿し木：全く容易である。ある文献には、陽を遮られた一杯の水の中で発根するとある。ちょっと、Coleusの繁殖のように聞こえる。年長の筆者は、６月、７月、８月の挿し穂を使って、1000ppmのIBA溶液、ピート：パーライト、ミスト下で、90〜100％の成功率で何回もこの種を発根させてきた。越冬は問題になり得るが、もし早期に充分発根し、挿し穂が生長を続けるなら、生存に問題は無い。発根時、あるいは生長時における過剰の過湿は、結果として植物を衰退させる。
Phytophthora cinnamoniによって引き起こされる立ち枯れ病が深刻な問題である。
たくさんの生産者が以下の手順で85％以上の成果をあげている。７月中旬（ニュージャージー）、３年間強く剪定された親木、頂部に５〜６枚の半分にした葉をつけて、５〜６インチ長、ピート：パーライト、スタイロフォーム、砂質壌土（ピート：パーライトと同じ効果）、ミスト、遮光、戸外、ピートポットへの直接挿し（移植の回避）で、３〜４週間で発根し、次の３〜４週間で次第にミストから離すようにする。opaque plasticで覆われた穴を掘ったハウスで暖房して、夜間の気温を38ﾟFに保って越冬させる。