The Reference Manual of Woody Plant Propagation
From Seed to Tissue Culture
Encyclopedia
木本性植物の繁殖マニュアル＿種子繁殖から組織培養まで
繁殖事典
Fraxinus excelsior
セイヨウトネリコ
European Ash
種子：未成熟の胚と不浸透性の種皮が暖温／低温層積を必要とさせる。イギリスの文献によれば、緑色のうちに採って播かれた種子は翌春発芽するということである。しかしながら、この主張に対立する論点がある。もし乾燥した種子を秋播きしたならば、２回目の春に発芽するだろう。９月に種子を土に播いたが、冷床、マルチをした冷床、板で覆った冷床、そして70ﾟFのガラス温室と、場所を設定し、次の年の３月中旬に調査をした。どの状況でも、未熟な胚は種子の中で最大の長さに生長していた。単に視覚的に判断して、研究者達はこれらの種子は発芽するに違いないと報告した。しかし、それは起こらなかった。６月初旬頃、後熟がすんで低温を受けた種子だけが発芽した。温室に置かれていた種子は発芽しなかった。あきらかに、胚の生長だけで、発芽するために必要な変化が成し遂げられる訳ではない。