The Reference Manual of Woody Plant Propagation
From Seed to Tissue Culture
Encyclopedia
木本性植物の繁殖マニュアル＿種子繁殖から組織培養まで
繁殖事典
Hamamelis ×intermedia
（H.japonica
× H.mollis）
知られているように、青白い色、明るい黄色からｵﾚﾝｼﾞ色、そして銅色から赤色までの花が、２月〜３月に開花する、丈夫でしばしば15〜20フィートの高さになる潅木のグループ全体を含んでいる。'Arnold Promise'、'Diane'、そして他の栽培種は、充分な量の果実をつけ、それらの子孫は興味深い色彩の品種をもたらしてくれる。
種子：どんな程度でも実際に行われることはない。なぜなら、純正の形を損なわないためには、栽培品種は栄養的に繁殖しなければならないからである。もし実生苗を手に入れることに興味をもつ人がいるならば、秋播きして翌春に発芽させるのが最もよい選択である。３カ月間の暖温／３カ月間の低温はよい発芽率をもたらした。別の報告書では、12カ月間の暖温／３カ月間の低温が効果的であったとしている。
挿し木：多数の研究者と育苗家が、発根技術について研究してきた。様々な結果が生じたが、全体的にいって、'Arnold Promise'と他の品種は80％以上の発根率でうまくいってきた。最も大きな要素は越冬で、そして、発根後挿し穂を動かしてはいけないということである。年長の筆者は、'Arnold Promise'の越冬に一度も成功することはなかったが、発根自体はかなりうまくいってきた。６月〜７月、1.0％IBA溶液、ピート：パーライト、ミストが最高である。堅い材がよく発根し、'Arnold Promise'の挿し穂を９月初旬（ジョージア）に採取し、上述のとおり処理して、90％発根した。親木植物は接ぎ木からの５年生で、毎年強く剪定され、潅水と施肥の管理を行ってきた。現在、挿し穂は規則的に８月に採取され、独立したｾﾙ（cell：１枚あたり36個、bedding plant style）の中で約６週間で発根し、その後ミストから離して、戸外の寒冷紗の下に３〜４週間置いて馴化する。戸外の気温が40ﾟFに下がる時は、不透明のﾋﾞﾆｰﾙﾊｳﾙの中に移せばよいが、損失率は高くなる。１％のIBA溶液が発根を成功させるのに理想的な濃度と思われる。8000ppmのIBA粉末処理もよく使われて成功している。根を動かすのを避けるためにポット、連結ポット（cell packs）、あるいは、２1/4×２1/4×５インチの底無しバラタイプポットに挿す。ホルモンは必要で、発根率を向上させるし、同時に根の質もよくする。
組織培養：H.vernalisとH.virginiana両方について、不完全ながら、営利的な研究所（合衆国内）で生産されている。H.×intermediaの茎頂は１％のpolyvinylpyrrolidoneを添加したMS培地上で培養される。７月に採られた茎頂についての結果がもっともよかった。Acta Horticulturae 54:101-104(1975)。