The Reference Manual of Woody Plant Propagation
From Seed to Tissue Culture
Encyclopedia
木本性植物の繁殖マニュアル＿種子繁殖から組織培養まで
繁殖事典
Hamamelis mollis
シナマンサク
Chinese Witch-hazel
種子：あらゆる文献が異なった指摘をしているが、暖温／低温層積処理を必要とするか、あるいは秋播きして２回目の春に発芽するかである。３カ月間の暖温／３カ月間の低温層積処理の結果、発芽率88％となった。より以上の暖温層積は発芽をよくはしなかった。ある報告書は、種子が秋播きされ、発芽まで２か年間を要したが、１シーズンで３フィートに生長したとしている。
挿し木：特に発根が困難な種ではなく、この種の遺伝的によいところの幾つかは、H.×intermediaの栽培品種群に導入されてきた。６月中旬（ボストン）、０、8000、そして10,000ppmのIBA粉末、砂：パーライト、ミストで、５〜６週間で、各々、10、60、そして60％の発根率であった。１％のIBA処理で最も密な根が発生した。緑枝挿し、５月下旬（アイルランド）、8000ppmIBA粉末、キャプタン剤への浸漬、ミストで、培地がピートで発根率90％、ピート２：砂２で50％、砂２：ピート１で55％であった。また、アイルランド、０、2000、4000、8000ppmのIBA粉末処理、ピート、ミストで、各々、75、62、87、そして100％の発根率であった。H.mollisは越冬時の損失が大きい（50％）ものの一つであると、アイルランドの研究者達はｺﾒﾝﾄした。H.mollisを越冬させるための取り扱い手順はH.×intermediaで述べられたのと同様である。変種 brevipetala、６月下旬（ボストン）、8000ppmIBA粉末＋thiram、砂：パーライト、ミストで、100％発根した。そして動かさなかったところ、挿し箱の中で越冬し、生き延びた。