The Reference Manual of Woody Plant Propagation
From Seed to Tissue Culture
Encyclopedia
木本性植物の繁殖マニュアル＿種子繁殖から組織培養まで
繁殖事典
Hydrangea arborescens
アメリカノリノキ
Smooth Hydrangea
種子：前処理は必要無く、種子は小さいので、ガラス温室内の育苗箱に播くべきである。
挿し木：緑枝挿しで発根容易である。６月〜７月、1000ppmのIBA溶液あるいは粉末、ピート：パーライト、ミストで、３〜４週間で高率で発根した。発根後の生長を多くし、越冬を成功させるために、H.arborescensは早めに発根させた方がよいと思われる。この種はまた吸枝性か、あるいは群落を形成するかするので、晩冬あるいは早春に株を分割し、容器に移植するか畑に定植するかできる。熟枝挿しは営利的に用いられるが、普通は11月挿しである。イリノイの育苗家は、親株を肥培管理して状態を保ち、秋に茎を長く切って、bansawを使って８インチ長にし、約６1/2インチの深さに挿し、春に良好な発根を得ている。別の研究では、熟枝挿しについて、1000ppmNAA処理が有効とされ（発根率75％）、無処理では38％の発根率であった。'Annabelle'、素晴らしい品種であるが、これは現在種苗業者の間で広く栽培されている。夏の緑枝挿しが一番に行われる。年長の筆者は７月初旬の挿し穂に5000ppmのK-IBAを使用して３週間で100％の発根率を得た。12月初旬の熟枝挿し、3000ppmIBA粉末、開放ベンチ（上部を冷やし、底部に暖房）あるいは密閉挿しで、100％発根した。