The Reference Manual of Woody Plant Propagation
From Seed to Tissue Culture
Encyclopedia
木本性植物の繁殖マニュアル＿種子繁殖から組織培養まで
繁殖事典
Hydrangea macrophylla
アジサイ
Bigleaf Hydrangea
種子：前処理は必要なし。
挿し木：５月、６月、７月、頂芽挿し、1000ppmIBA溶液あるいは粉末、ピート：パーライト、ミストで、３〜５週間で発根率は90〜100％であった。挿し穂は実際には年間のどの時期でも採取可能で、柔らかくても、堅くても、木化していても、容易に発根するだろう。葉芽挿しでもうまくいく。幾つかの研究では、７月の無処理、あるいはIAAへの浸漬処理で100％発根した。10月挿しはホルモン処理の効果が高い。
大きなロードアイランドの育苗家は、この種を戸外の密閉挿しでうまく発根させている。７月中旬挿し、8000ppmIBA粉末、畑土：パーライト、ミスト無しであるが挿し穂と培地の湿度はよく保ち、ポリで覆う。発根した挿し穂は動かさずに、その場で越冬させる。また、緑枝挿しから、高湿度維持システム（霧）の下で、100％の発根が達成されている。インディアナの研究は、5000〜10,000ppmのIBA粉末、砂、ミストを使って、幾つかの切花用栽培品種がうまく発根したことを指摘している。
組織培養：修正MS培地あるいはクノップ培地上で、生長点が若い植物体まで生長した（フランスの文献）。茎頂を外植体として腋芽の増殖がなされた。Plant cell and tissue culture:Principles and applications.Ohio State Univ.Press,Columbus.Sharp et al.(eds),pp.411-452(1979).HortScience 19:717-719(1984)。