The Reference Manual of Woody Plant Propagation
From Seed to Tissue Culture
Encyclopedia
木本性植物の繁殖マニュアル＿種子繁殖から組織培養まで
繁殖事典
Hypericum patulum 'Hidcote'
一般的な品種で、第５地域〜第８地域において、草本性の多年草として扱うことができる。大きな３インチ直径の黄金色の花が、そのシーズンの新梢に現れる。年長の筆者は、いつも３月に地面から６インチ以内に剪定して、肥培管理しているが、６月初旬頃（GA）に、豊富な葉序と花がつくようになる。あきらかに、この種は果実をつけることはないが、このことが10月まで（GA）の長い開花期間を説明するのかも知れない。年長の筆者は、この品種について、種々のホルモン処理に関する実験をとりおこなった。無処理の挿し穂（９月中旬（ジョージア）、５〜６インチ長、頂芽挿し、ピート：パーライト、ミストという条件で、４週間後の評価）の発根率は95％であったが、平均発根数は、20本／挿し穂であった。3000ppmIBA溶液あるいは1000ppmNAA＋2000ppmIBA溶液処理では、発根率100％で、平均発根数は50本／挿し穂であった。参照 The Plant Propagator 29(3):6-7(1983)。