The Reference Manual of Woody Plant Propagation
From Seed to Tissue Culture
Encyclopedia
木本性植物の繁殖マニュアル＿種子繁殖から組織培養まで
繁殖事典
Juglans regia
シナノグルミ
English Walnut
種子：秋播きか、１〜５カ月間の低温層積処理。低温の要求度は、J.nigraのそれよりも、おそらくは小さいと思われる。
挿し木：緑枝挿しで発根した。特に接ぎ木台に使われる。発根を始めた挿し穂は発根中は動かすべきではない。生存率は僅かである。
組織培養：外果皮を外植体としたカルス培養によって、不定苗条と不定根が形成された。Plant tissue culture 1982, Proc. 5th Int. Cong. Plant Tiss. Cell Cult.,Japan.Jap.Assn. Plant Tissue Cult.,Tokyo,Fujiwara(ed.),pp 111-112(1982)。子葉を外植体としたカルス培養では根が形成されただけであった（HortScience 17:195-196(1982)）。種子を外植体として、実生苗から多数のシュート形成があり、このシュートを外植体として、継代の茎頂培養を行ってシュートを増殖した（HortScience 17:591(1982)）。