The Reference Manual of Woody Plant Propagation
From Seed to Tissue Culture
Encyclopedia
木本性植物の繁殖マニュアル＿種子繁殖から組織培養まで
繁殖事典
Juniperus communis
セイヨウネズ
Common Juniper
種子：秋播きで種子は次の春に発芽する。２〜３カ月間の暖温／３カ月以上の低温は秋播きよりも期間を短縮するだろう。
挿し木：温帯地域に、ほとんど全地球的に分布する。原種と栽培品種群は南部の気候（第８地域以南）ではうまく栽培することができない。多数の栽培品種が選抜されており、ほとんどは発根が困難ではない。ある文献は発根過程は"容易であるがゆっくりである"と述べている。'Suecica'（スウェーデン）は、容易に発根する。実際、冬（１月〜２月）に採られた12〜15インチの挿し穂は、５〜６週間で速やかに発根する。大きな生産者は、J.communisのほとんどの栽培品種が容易に発根すると報告している。そして特に、var.depresssa（この変種の金色の壷の形をした品種もまた）、var.montana、'Hibernica'、'Suecica'そして'Suecica Nana'を例にあげている。3000〜8000ppmIBA粉末あるいは溶液がこれらの品種群には理想的である。10月〜11月が最もよい時期と思われるが、J.chinensisのところで述べたように、発根に要する時間には大きな幅がある。
栽培品種の多く（'Hibernica'、'Suecica'、等）は、熟枝挿しとして取り扱われ、特別の前処理無しで、畑の畦に直接挿される。
組織培養：花粉を外植体として、カルスが形成された。Compt.Rend.Acad.Sci.Paris 279D:651-654(1974)。