The Reference Manual of Woody Plant Propagation
From Seed to Tissue Culture
Encyclopedia
木本性植物の繁殖マニュアル＿種子繁殖から組織培養まで
繁殖事典
Kerria japonica
ヤマブキ
Japanese Kerria
種子：痩果（achene）であるが、年長の筆者は栽培されている植物でこれを見たことがない。繁殖方法として重要であるとは見られていない。
挿し木：罪深いほど容易である。５月−６月−７月から10月まで、そしておそらくは冬の熟枝挿しでもよい。1000ppmのIBA溶液、ピート：パーライト、ミストで、２〜４週間以内に、90〜100％が発根し始める。このやり方は、'Picta'と'Pleniflora'にも適用できる。発根した挿し穂は、移植が容易で、引き続き生長する。この植物は吸枝を出す傾向があり、必要なのが僅かならば、大きな塊を単に切り分けるだけでよい。株分けに最適な時期は、生長が始まる前の晩冬から早春にかけてである。熟枝挿しで、冬の数カ月間、ガラス温室内に置くことでよい結果が得られたと、ある育苗者は報告している。原種と栽培品種は、戸外の地床での繁殖に適する。ホルモンは必要ではないが、低い濃度のIBA溶液か粉末を使用すると、根系の質が向上する。８月下旬（ボストン）、3000ppmIBA、砂で、発根率100％であった。'Picta'、７月（ボストン）、3000ppmIBA粉末＋thiramで、発根率100％であった。