The Reference Manual of Woody Plant Propagation
From Seed to Tissue Culture
Encyclopedia
木本性植物の繁殖マニュアル＿種子繁殖から組織培養まで
繁殖事典
Lindera benzoin
Common Spicebush
種子：黄色い花は雌雄異株で、３月から５月に出現する。果実は赤い核果で８月から９月に熟する。新鮮な果実を水でふやかして（macerate）、果肉を浮かび流す。洗浄した１ポンドの種子は4500粒を含む。種子は成熟後すぐに活性を失うが、低温での貯蔵は活性を引き伸ばすと思える。発芽前処理は、暖温と低温、両方の層積処理が必要である可能性を示した。ある研究では、１カ月間の暖温層積処理に続いての３カ月間の低温層積処理が、よい発芽率をもたらした。別の研究では、3.5カ月間の低温層積処理が最高の結果をもたらした。実際の育苗では、種子を秋播きして冬はマルチで覆うか、あるいは層積後に春播きすることができる。年長の筆者は、10月下旬に採取し洗浄した種子に、３カ月間の低温層積処理を施したところ、85〜90％の発芽率となった。実生苗は生長し続け、最初のシーズンに２フィートかそれ以上になったと思われる。