The Reference Manual of Woody Plant Propagation
From Seed to Tissue Culture
Encyclopedia
木本性植物の繁殖マニュアル＿種子繁殖から組織培養まで
繁殖事典
Magnolia kobus
コブシ
Kobus Magnolia
種子：日本から輸入されるこの種の種子は、発根しなかったが、おそらく輸送中の乾燥が原因である。この種は、Asiaでは、接ぎ木のための台木として主に用いられている。洗浄した種子の１ポンド当たりの平均粒数は、約4,300である。３カ月間の低温層積（40ﾟF）が最もよく発芽を容易にする（Amer.Nurseryman Sept.15.(1975);PIPPS 23:285(1973)）。
挿し木：６月下旬から７月上旬までが最もよい時期であると報告されている。深い傷つけ処理と２％IBA粉末処理の併用が用いられる。ガラス温室内のミスト下に置く。発根には約５週間を要する。６月初旬（ボストン）の挿し穂、8000ppmIBA粉末＋thiramで、発根率50％であった。別の研究では、挿し穂は成熟木（開花段階のM.kobus var.borealis）から採られ、６月下旬、２％IBA処理で発根率は80％であった。無処理の挿し穂は発根しなかった。参照 Plant Propagator 29(1):4(1983):PIPPS 24:390(1974) と 30:374(1980)。