The Reference Manual of Woody Plant Propagation
From Seed to Tissue Culture
Encyclopedia
木本性植物の繁殖マニュアル＿種子繁殖から組織培養まで
繁殖事典
Magnolia stellata
シデコブシ、ヒメコブシ
Star Magnolia
種子：star magnoliaは自家和合性で、種子を形成する。洗浄した種子１ポンド当たりの粒数は、約5,300である。２〜３カ月間の低温層積（40ﾟF）が最もよい発芽をもたらす。
挿し木：挿し穂は、６月〜７月に速やかに発根する。1.0％IBA溶液、傷つけ処理、砂あるいはピート：パーライト、ミスト、が理想的である。６〜９インチの挿し穂を立ち枯れを避けるために早朝に採取する。68〜78ﾟFの底面暖房が要求される。６月初旬（ボストン）、傷つけ処理、10,000ppmのIBA粉末処理で、５週間で100％発根した。無処理の挿し穂は発根しなかったが、一方、低濃度（3000ppm）のIBAの結果、40％の発根率となった。７月下旬挿し、傷つけ処理、8000ppmIBA粉末＋thiramで、発根率94％であった。var.rosea（'Rosea'）、６月下旬、２％IBA粉末で、５週間で40％発根した。無処理の挿し穂は発根しなかった。交雑種'Little Girl Series'（M.stellata × M.quinquepeta）もまた、挿し穂から速やかに発根した。'Ann'、７月下旬（ボストン）、4000ppmIBAへの短時間浸漬、ピート：パーライト、ミストで、８週間で100％発根した。挿し穂材は堅く、最終芽がついているべきである（PIPPS 13:170(1963);32:89(1982)）。
葉芽挿しもまた、７月初旬の挿し穂とプラスチック密閉挿しでうまく行われてきた。角張った砂、底面暖房（72〜75ﾟF）と1000ppmIBA粉末、また、殺菌剤への浸漬が推奨される。