The Reference Manual of Woody Plant Propagation
From Seed to Tissue Culture
Encyclopedia
木本性植物の繁殖マニュアル＿種子繁殖から組織培養まで
繁殖事典
Myrica cerifera
シロヤマモモ
Southern Waxmyrtle
種子：果実は小さく、1/8〜1/4インチ直径の球形の核果（drupe）で、灰白色のワックス皮膜に囲まれている。発芽はワックス皮膜によって妨げられている。フルイを通して力強く擦りつけることでワックスが除去される。ワックス除去された果実から１ポンド当たり約84,000粒の種子が採取される。ジョージアでの実験では、前処理無しで種子は速やかに発根した。しかしながら、１〜３カ月間の低温層積期間が必要であることを示す証拠がある。洗浄した種子を直ちに播いて発芽率４％、40ﾟFで２カ月間の層積処理で発芽率はかなり高かった。新鮮な種子を用いた研究で、ジベレリン（500ppmで24時間処理）が発芽率を76％に引き上げたという報告がある。もし水が浸透しないようなら、ワックスを取り除く必要がある。参照 HortScience 12:565(1977);Arnoldia 43:20(1983)。
挿し木：半熟枝挿しを８月中旬に採取し、１〜1.5％のIBAへ短時間浸漬して発根率が90％となった。戸外のミスト床でのピート：パーライト（1:1、v:v）を用い、47％の遮光を行った。５月から８月にかけての挿し穂が最もよく発根した。IBAの同じ濃度での粉末処理に比較して、液体への短時間浸漬の方が効果が高いことを示した。Myrica pumilaの挿し穂は、M.ceriferaのように処理すべきである。ジョージアでの実験では、時期（５月〜８月）がホルモンより重要であった。冬期に採取した挿し穂の発根率はかなり低いものであった。最高値を示した月々の発根率は、平均して80％以上であった。
southern wax myrtleは根挿しからの繁殖が可能である。太い若い根からの１1/2インチ〜２インチ長の根片を使用する。