The Reference Manual of Woody Plant Propagation
From Seed to Tissue Culture
Encyclopedia
木本性植物の繁殖マニュアル＿種子繁殖から組織培養まで
繁殖事典
Nyssa sylvatica
ヌマミズキ
Black Tupelo
種子：青黒色の核果で９月下旬から10月初旬にかけて熟する。果肉の除去は必要条件とは思われないが、一般には果実をふやかして果肉を取り去る。black tupeloのポンド当たり平均粒数は3,300粒である。Nyssaの種子はいろいろの程度の胚休眠をもつので、低温層積処理が有効である。あるグループの種子は１カ月間の低温を必要とし、一方、他のグループについては４カ月間の処理が有効となる。40ﾟFで３カ月間の低温層積が、一般的にかなりよい発芽率をもたらす。北部では秋播きされるかもしれないが、普通は低温層積処理の後に春播きする。根を刺激して根系の分枝を促すには、断根処理が必要である（The Plant Propagator 10(4):5 (1964)）。
挿し木：親木植物をガラス温室に入れて、晩冬に促成する。緑枝挿し（１〜１1/2インチ）、8000ppmのIBA粉末、砂、ミスト、底面暖房（70ﾟF）を使用して90〜100％発根した。挿し穂は６週間で移植可能となる。適切に管理すれば、初秋まで生長し続け、２1/2〜３フィートに達すると考えられる。最初の冬は、凍結を防ぐようにする。参照 The Plant Propagator 14(4):11(1968)。
組織培養：参照 Ornamental Plants 1986：A Summary of Research.Res.Circ.289.Ohio Agr.Res.Dev.Center.1986.p27。