The Reference Manual of Woody Plant Propagation
From Seed to Tissue Culture
Encyclopedia
木本性植物の繁殖マニュアル＿種子繁殖から組織培養まで
繁殖事典
Parthenocissus quinquefolia
アメリカヅタ
Virginia Creeper,Woodbine
種子：青黒色の漿果で、10月に採取してマセレート（macerate：水でふやかしてぶよぶよにすること）して果肉を取り除くべきである。種皮が薄いので、損傷を与えないように注意して取り除き作業を行わなければならない。種子は胚休眠をもち、２カ月間の低温層積処理（41ﾟF）が必要である。種子を秋播きして自然の層積処理を期待することも、低温層積処理をして春播きすることもできる。
挿し木：６月、７月、あるいは８月の緑枝挿し、ミスト、砂：ピートという条件で、ホルモン処理無しで100％発根した。単葉の芽挿しで3000ppmのIBA粉末処理で速やかに発根する。巻ひげ（tendril）のつく節に芽が形成されていないときは、巻ひげなしの挿し穂を選ぶ（The Plant Propagator 26(1):15(1980)）。熟枝挿しでも発根可能である。