The Reference Manual of Woody Plant Propagation
From Seed to Tissue Culture
Encyclopedia
木本性植物の繁殖マニュアル＿種子繁殖から組織培養まで
繁殖事典
Pinus bungeana
シロマツ
Lacebark Pine
種子：未成熟の毬果は緑色で、熟すと、明るい紫がかった褐色に変色する。毬果は８月と９月に熟し、分離した毬果が崩壊するまで種子が剥離することはない。それゆえ、種子を自由にするためには、機械的に毬果を破壊する必要がある。Swiss stone pineは、洗浄した１ポンドの種子当たり、2,150粒を含む。健全な種子を決めるのに、種子を浮ばせるのが、おそらくよい方法である。種皮は厚いが、かつて考えられていたような、不浸透性ではない。新鮮な種子と貯蔵した種子は、３〜９カ月間の低温層積処理を必要とする。P.cembraのロットの幾つかについては、胚が未成熟で、最高の発芽率を得るには、低温層積処理に先立って、暖温層積処理（70〜80ﾟFで２〜３カ月間）を必要とすることがあるかもしれない。秋遅い播種の発芽は貧弱である。８月あるいは９月初旬の秋播き種子の結果はよい。なぜなら、この種については、２〜３カ月間の暖温前処理が有効であるからである。２年間は実生苗を遮光する。Pinus cembraは、その種子の取り出しが困難なこととともに、種子の休眠が長くて複雑であることから、栄養繁殖のよい候補者になっている。参照 the Plant Propagator 21(4):7(1975)）。