The Reference Manual of Woody Plant Propagation
From Seed to Tissue Culture
Encyclopedia
木本性植物の繁殖マニュアル＿種子繁殖から組織培養まで
繁殖事典
Pinus thunbergiana
クロマツ
Japanese Black Pine
種子：未成熟の毬果は紫色で、熟すと赤褐色に変色する。毬果は10月から11月に熟し、種子の剥離は11月から12月に起こる。熟した毬果が開くのを助長するために、５〜20日間の風乾に先立って、熱湯処理（30秒位）が時々行われる。Japanese black pineの洗浄種子の平均粒数は34,000で、11年間の貯蔵が成功した。新鮮な種子は発芽前処理を必要としないが、貯蔵した種子は、１〜２カ月間の低温層積処理を必要とすることがあるかもしれない。種子の発芽能力は、75〜85％の範囲にある。育苗の現場では、秋播きか、１〜２カ月間の低温層積の後に春播きされる。秋播きの方がよい実生苗を形成する。