カキドオシ
（シソ科）
Glechoma hederacea subsp. grandis
Glechoma ←ギリシア語のglechon（ハッカ属(Mentha)のある種の名）
hederacea ←ラテン語のhederaceus（キズタ属(Hedera)に似た）
grandis ←ラテン語のgrandis（大形の）
列島各地、中国、シベリア東部に分布する宿根草です。道端に普通に見られる、いわゆる雑草ですが、葉が広がって地面を被うので、カバープランツとして利用できます。葉はてんぷらにして食べられます。また茶色になるまで炒ってやかんで煮詰めてお茶にします。基準種（Glechoma hederacea）はヨーロッパに自生していて、花がより小さい特徴をもちます。その斑入の園芸品種がグレコマとして鉢物やハンギングに利用されます。
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【参考文献】
- 英国王立園芸協会監修A－Z園芸植物百科事典 誠文堂新光社 P476～ Glechoma カキドオシ属
- 園芸植物大事典１ 小学館 P465～ カキドオシ属 Glechoma
- 世界有用植物事典 平凡社 P485～ Glechoma カキドオシ属
- 新訂牧野新日本植物図鑑 北隆館 P641 カキドオシ
- Dictionary of Gardening (The New Royal Horticultural Society) Ⅱ P423～ Glechoma
- Hardy Herbaceous Perennials Ⅰ P263～ Glechoma
【引用】
・野草を楽しく食べる法
早稲田大学 なべの会
昭和55年4月30日(1980/4/30) P18～19
カキドオシの天プラ
＜季節＞春～夏
＜場所＞道端・庭の片隅
＜食べる所＞葉
葉は丸くて荒いギザギザがあり長い柄をもつ。茎は地をはい群生する。強い臭気がある。
①葉だけを採集して仕分をしておく。この際、なるべく大きな葉をとろう。
②小麦粉に少量の塩、卵を加えて少しうすめにといておく。
③天ぷらをあげる。
卵を入れた方が、おいしいのよ。
小麦粉は冷水でとくのよ。それから油の温度は約180℃ぐらいがいいよ。
カキドオシの葉はお茶にもなる。フライパンで茶色になるまでいって、やかんに入れて煮つめれば、それでいいのだ。通の味だよ！
中原ガーデン栽培履歴