ニワトコ
（スイカズラ科）Sambucus racemosa ssp. sieboldiana
Sambucus ←同属植物の古ラテン語名
racemosa ←ラテン語のracemosus（総状花序の）
sieboldiana ←ドイツ人医師シーボルト
本州以南、朝鮮半島南部、中国に分布する、高さ6mくらいになる落葉樹です。株元から枝が多く出て、その枝がしなるように伸びていって、不規則な独特の樹形になります。幹を切っても再生力が強く、いつのまにか復活します。白い小さい花が集まった花序も独特です。別名は接骨木で、花、枝、葉は、解熱、発汗、利尿の民間薬にされ、若芽は食用になります。同属のセイヨウニワトコ（S. nigra）には数多くの伝説があり、園芸品種も多くあります。
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【参考文献】
- 英国王立園芸協会監修A－Z園芸植物百科事典 誠文堂新光社 P930～ Sambucus ニワトコ属
- 園芸植物大事典３ 小学館 P491～ ニワトコ属 Sambucus
- 世界有用植物事典 平凡社 P947～ Sambucus ニワトコ属
- Dictionary of Gardening (The New Royal Horticultural Society)Ⅳ P188～ Sambucus
- 山渓ハンディ図鑑５樹に咲く花＿合弁花・単子葉・裸子植物 山と渓谷社 P480～ ニワトコ属 Sambucus ニワトコ
- 造園緑化材の知識 椎名豊勝著 経済調査会 P690～ ニワトコ