園芸マニア

三心堂出版社から発刊されていた月刊の園芸誌です。1991年2月号が創刊号で、三心堂出版社が倒産する2000年まで刊行が続きました。
創刊号の表紙には、‘趣味の園芸を卒業したら’というコピーが記載されています。また1992年の1月号から最終号までの表紙に、‘山野草・らん・伝統園芸＆花と緑’と記載されていました。
以下は、創刊号の120頁に記載されている、主幹の��木昭彦氏の‘創刊ご挨拶’の抜粋です。
「余暇の過ごし方が個人レベルに定着してきたこともあって、増加する園芸愛好家の趣味傾向は多様化とともに奥行きがもとめられるようになってきました。そういった状況下で、中級者〜ベテランまでをカバーする内容にレベルアップされ、しかも初級者にも理解できる実践情報とハウツーが掲載された新雑誌の出現が待たれたのは当然ともいえましょう。………」
1990年に‘ガーデンライフ’の刊行が終わって、読者層が浮遊していた時期の創刊ともいえます。
各号では、１株数万円から数百万円の‘なんとか蘭’の紹介が主体で、まさに‘マニアの世界’が見える内容でした。
ただ、それだけでは読者層が限られるので、ハーブや世界の植物紀行など、一般の人？向けの記事も記載されていました。
長期間に亘って連載が続いた、湯浅浩史氏による‘ネイチャー美術館’が、毎号、迫力のある写真で、この雑誌の品位を保っていたように思います。

1991
	2月号	3月号	4月号
5月号	6月号	7月号	8月号
9月号	10月号	11月号	12月号
1992
1月号	2月号	3月号	4月号
5月号	6月号	7月号	8月号
9月号	10月号	11月号	12月号

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